冬の大三角

オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを
結べば、きれいな正三角形ができます。
しかも、その角度はほぼ60度。
これが「冬の大三角」。大三角は、春と、夏にもあります。

冬の大三角解説

更に、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のリゲル、
おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のシリウスを結んで、
巨大な六角形「冬のダイヤモンド」の完成。これは少し欲張り。

オリオン座の真下に、かわいい「うさぎ座」があります。

うさぎ座解説

三等星があつまり、オリオン座の真下にあるので、すぐにわかります。
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こいぬ座おおいぬ座

オリオン座の左下に、一際ギラつく星があります。
マイナス1.5等星で、文句なしの全天で最も明るい星。
おおいぬ座」の一等星・シリウスです。

「おおいぬ座」は、尻尾の比較的明るい星をつないで、
ちょうど、犬がチンチンしている様子が無理なく描かれています。
シリウスは、そんな犬の口先に位置します。

シリウスは古代エジプトでは、やがてやってくる雨季で、
ナイル川が氾濫する目印の星とされていました。
その他、ギラつく星の様子や、気候として最も厳しい時期に現れる様子から、
世界ではどうも不吉な星の逸話が多数残されています。

シリウスが特に明るく輝くのは、
地球から8.6光年しか離れておらず、ご近所の星だからです。

「冬の大三角」を形成する星として、もうひとつ、左上に明るい星があります。
こいぬ座」の一等星・プロキオンです。

こいぬ座も、おおいぬ座も神話の諸説ははっきりしません。
おおいぬは、冥土を守る三っ頭のケルベロス、こいぬは主人を噛み殺した猟犬。
その姿から想像似つかぬ、凄惨な顔を持っています。

おおいぬ・こいぬ座解説

ふたご座

冬の終わりに、金色の星と、銀色の星が仲良く、空高く上がってきます。
金色の星は、一等星のポルックス、銀色の星は、二等星のカストル。
双子の兄弟を現わしたふたご座です。

兄のカストルと、弟のポルックス。
弟の方が一等星と、ちょっと優位に立っているかもしれませんが、
カストルは1.6等、ポルックスは1.1等とほぼ同じ明るさ。
一等星では最も暗い、しし座のレグルス1.4等を基準としているため、
等級こそ違うものの、明るさもほぼ双子なのです。

カストルは乗馬、ポルックスはボクシングの名手で、
様々な冒険で武勇伝を打ち立てる最強の双子になるのです。

ふたご座解説

ぎょしゃ座

オリオン座より北側に目をやると、一際目につく五角形の星の並びがあります。
鍛冶の神ヘパイストスと、知恵の神アテナの間に生まれたエリクトニウスを象った
ぎょしゃ座です。

ぎょしゃとは、馬車の手綱を握る運転手のことです。
エリトニウスは、足は不自由ながら発明の才能があり、四輪の馬車を考案し、
戦場では巧みに駆け巡ったことから、ゼウスがその功績を認め、
星座にしたと逸話があります。

ぎょしゃ座の一等星「カペラ」は、北極星に最も近い一等星のため、
秋の初めに姿を現わせば、来年の梅雨明けまで見ることができます。

将棋の駒のような星座の形は、やはり特に目立つので、
中国では「五車」、日本でも「五角星」などと呼ばれます。

ぎょしゃ座解説

おうし座

オリオン座と、相対するように描かれている星座が、
黄道第二星座の「おうし座」です。

中央に、V字形の星の並びがあり、これをヒアデス星団と言って、
ちょうど牛の顔に位置します。
牛の目の位置にある、橙色の一等星が、α星のアルデバラン。

そこから、長い二本の角が生え、オリオンを威嚇している様子が見えます。

おうし座の最大の見どころは、肩先に群がった六つほどの青白い星の固まりです。
これは肉眼でもはっきりと捉えることが出来、
谷村新司の曲「昴(すばる)」の名で知られる、プレアデス星団です。

プレアデス星団は、七人姉妹として描かれていて、
月の女神・アルテミスの侍女として仕えていたのですが、
ここでも、プレイボーイ・オリオンが執拗に七姉妹を追いかけたおした逸話があります。

そんなオリオンと、目と鼻の先にある星団ですが、
実は、この牡牛は、ゼウスの化身。幾らオリオンでも手出しできないのであります。

オリオンおうしぎょしゃ

おうし座解説



オリオン座軌跡

オリオン座

冬を迎えると、南の空に燦然と輝く、最も美しい配列の星座が現れます。
オレンジ色の一等星・ベテルギウス、青白色の一等星・リゲル、
一文字に並ぶ三ツ星、鳥のように見える明るい、オリオン座大星雲。

冬のリーダー格の星座「オリオン座」です。

信楽で、オリオンの軌跡を撮ってきました。
ここまで形が整然とすると、星の軌跡でもその位置が見て取れます。

オリオンは、海の神・ポセイドンと、アマゾンの女王との間に生れし、
ハンサムな狩人として描かれています。

オリオンは、ある島の王女に恋してしまい、
愛を得ようと、狩りの獲物を王女に捧げ始めます。
気に食わない国王が、猛獣を仕留める難題を言っても、いともあっさり狩ってしまい、
王女へのアプローチは激しさをますばかり。

イラっとしたオリオンは、王女を強引に奪おうとすると、
怒った国王は、オリオンを呪いで失明させたのです。

それでもどうにか目を治したオリオンは、今度は月と狩りの女神アルテミスから
愛されるようになったのですが、アルテミスの兄のアポロンは、
快く思わず、アルテミスをそそのかして、オリオンを殺させてしまうというお話です。

オリオンは、神話の世界では生粋のプレイボーイなのであります。

オリオン座解説

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